減損会計への適用建築帳

減損会計とは

 減損会計とは、企業の持つ資産の価値が下落し、その資産としての回収可能額が帳簿価額を下回った場合に、その帳簿価格を実態に即した価格まで減損させることにより、その回収可能性を反映する会計処理です。
 新連結決算制度/キャッシュフロー会計/税効果会計/時価主義会計/退職給付会計などと並んで、減損会計も企業に米国式国際基準の会計制度の採用を求める会計ビックバンの一項目とされています。当面、上場企業以外の企業では適応されませんが、現実の企業と金融機関との関係の中では、減損処理した場合の経営状態の開示を求められる傾向にあるのではないかと思われます。

 弊社の「時価会計」も「減損会計」も、従来の「取得原価主義会計」下での、「取得価額(帳簿価額)」と「公正価値(公正な評価による現在の価額)」の乖離を是正表示する手法である点で似ていますが、時価会計と減損会計とは、次表のように区別して捉える必要があります。

概要 対象科目 損益計上
時価会計とは 期末時点で、保有する資産・負債のうち、その種類や目的に照らして「時価評価」すべきものを「時価」で評価し財務諸表に反映させる手法 主として金融商品 基本的に評価益も評価損も計上
減損会計とは 固定資産の収益性の低下により投資額の回収見込の立たなくなった「固定資産グループ」について、「回収可能額」(≠時価)を求め、この「回収可能額」が帳簿価額を下回った場合に一定の条件のもとで評価損を計上し財務諸表に反映させる手法 有形固定資産・無形固定資産・投資その他の資産(金融資産、繰延税金資産、前払年金費用は除く) 減損損失のみ計上

減損会計」と「時価会計」の違いを図で示せば下図のようになります。
減損会計による減損損失と時価会計による評価損の違い

建設工事管理ERPシステム:建築帳においても、当然減損会計に対応した運用が可能となっております。

「時価」とは、”「もの」の公正な評価額”の事で、第三者が「もの」を売却する時の受取予想現金価格の現在価値であるとされています。
「時価会計」の場合は、「金融商品を今売ったらどうなるか?」を基準にしています。

  • 「(1)正味売却価額」=「時価」-「処分費用見込額」
  • 「(2)使用価値」=「固定資産グループの継続使用によって生まれるキャッシュフロー」+「使用後の処分時の正味売却見込額」

建設工事管理ERPシステム:建築帳における「減損会計」について

 建設工事管理ERPシステム:建築帳/財務管理基本仕様は、次のような自由度の高いものとなっています。
 これにより、減損会計への対応も可能です。

  • 建設工事管理ERPシステム:建築帳/財務管理では科目コード/付番に関する制限は、ありません。
  • 各科目コードの集計先科目を変更できます。
  • 「財務諸表レイアウト」、「分析財務帳票レイアウト」は、ユーザー様ご自身で設定できます。

 この仕様により、図1のような減損会計処理を行う場合は、表2の表現になるように科目コード及び「帳票出力レイアウト」を設定して下さい。

 建設工事管理ERPシステム:建築帳は全国販売致しております。基幹システムリプレースなどのユーザ様、案件をお持ちの販社・販売店様はお気軽にご連絡下さい。

図1
建物取得価額 原価償却累計額
帳簿価額 減損額
回収可能価額
表2
建物 100,000,000
建物減価償却費 -45,000,000
減損損失 -15,000,000
* 建物 * 40,000,000


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